サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、「高齢者住まい法」(高齢者の居住の安定確保に関する法律)改正によって2011年(平成23年)10月に創設された制度で、今年1月14日時点の登録状況は5192棟、16万7758戸を超える。スタート直後の2011年11月時点では30棟、994戸であったから、わずか3年間で5162棟・16万6764戸が開設されたことになります。
(図表1)国土交通省では昨年9月以降「サービス付き高齢者向け住宅の整備等のあり方に関する検討会」を開催、今年4月までに第5回まで開催されていますが、今回はその中で議論されているサ高住の居室面積と居室内設備についてのレポートです。
サ高住の登録基準は、
- 設備・規模=各専用部分の床面積は原則25㎡以上(ただし、居間、食堂、台所など高齢者が共同して利用できる十分な面積を有する場合は18㎡以上)。専用部分に台所、水洗、便所、収納、設備、浴室を備えたものであること(ただし、共用部分に共同して利用する各戸に備える以上の居住環境が確保される場合は備えずとも可)
- サービス=安否確認と生活相談を必須サービスとすること
- 契約関係(略)があること
とされています。
にもかかわらず、多くの事業者が特例基準に沿って建設した結果、床面積が18㎡台のサ高住が全体の6割を占める結果となっています。
(図表2)さらに住宅設備についても、トイレ・洗面・浴室・台所・収納設備が完備されたサ高住は全体の2割となっています。
(図表3)このため検討会では
「サ高住の入居者の8割は要介護認定者となっており、早めの住み替えに対応した住宅が少なく、住宅のスペックは一般的な高齢者の住まいに比べて低い」という評価を下しています。
ハーウィルシニアレジデンスは平成27年4月時点で全8棟、154室のうち、上記の生活設備の完備率は100パーセント、また、居室の平均面積は29.22㎡と検討会の報告結果を大きく超えております。
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