2021年6月末のサービス付き高齢者向け住宅の居室設備について

今回のハーウィルシニアレジデンス通信では、前回に引き続き2021年6月末のサービス付き高齢者向け住宅の
現状についてお送りさせていただきます。

今回は、居室設備(浴室、台所、トイレ、独立洗面台、収納)についてのデータになります。サービス付き高齢者
向け住宅では原則居室設備は完備しておかないといけません。しかし、一定の要件を満たす場合に限り、特例と
して居室設備が完備していない居室でも認められております。

2021年度6月末のサービス付き高齢者向け住宅の居室面積は以下の通りになっております。
※サービス付き高齢者向け住宅登録の動向2021.6.30 現在 一般社団法高齢者住宅協会より抜粋

上記の表をみると居室設備が完備されているのは19.5%と全体の2割未満となっております。特に浴室は20.4%、
キッチンは35.7%しか完備されておりません。ハーーウィルシニアレジデンスでは100%の居室に浴室、キッチン
がございます。

前回の居室面積に引き続き居室設備面でも、サービス付き高齢者向け住宅の「施設化」が進んでおり、本来
の高齢者が安心して住める住宅」という当時の構想とは異なるサービス付き高齢者向け住宅が多くなっている
ことが考えられます。