改めて「サービス付高齢者住宅」の基本的な情報

近年、注目度が上がってきているサービス付き高齢者住宅(通称、サ高住)名前は聞いたことがあるけど、実際にどんなところなのかは知らないという人がとても多いのではないでしょうか?
介護業界で働いている人でも知らない人が意外にも多くいるのも現状です。

今回のシニアレジデンス通信では、改めて簡単にサービス付高齢者住宅の基本的な情報をご紹介させて頂きます。


※ハーウィル大宮土呂 共用部分が吹き抜けとなっております。

【まずサ高住とはどのような施設を指すのでしょうか?】
サ高住とは明確な基準に沿って居室の広さ(原則25㎡以上)が定められ、バリアフリー化等が施された住宅に安否確認・生活相談といったサービスがついたシニア向けの住宅です。有料老人ホームなどの施設とは異なり、賃貸住宅扱いとなります。一般の賃貸物件と同じ形式です。

【一般の賃貸物件との違い】
では、一般の賃貸物件と異なるところはどこかというと、大きく4つあります。
(1)安否確認サービスと生活相談サービスがついていること
(2)生活相談員として日中スタッフが常駐していること
(3)建物内がバリアフリー構造となっていること
(4)原則60歳以上の方が入居の対象となっていること

(1)は、サービス付き高齢者向け住宅としては最低限のサービスになります。運営団体によっては、(1)以外のサービスもついているところもあり、サービス内容は大きく違う場合がありす。

※ハーウィルシニアレジデンスでは、上記サービスの他に買物や病院への送迎、食事サービス等、様々な基礎サービスをご用意しております。

【介護施設(住宅型有料老人ホームを除く)との違い】
大きく違う点としては、①介護サービスの内容②入居要件③生活のスタイル④契約形態があげられます。

①内部サービスと外部サービスの違い
介護施設では施設が提供するサービスしか受けられない為、サービス内容が施設側に決められがちですが、介護費用は定額です。
一方、サ高住では外部の介護サービスを選択できるため、入居者様のご希望に合わせることが可能ですが、使いすぎると介護保険の上限を超えてしまい、自費負担分が発生する場合もあります。

②サ高住は自立でも入居可能 施設は?
介護施設では、介護認定を受けていないと入居が出来ないという条件を設けていますが、サ高住は60歳以上であれば入居可能です。一人暮らしに不安をお持ちで自立の方でも、早い段階で入居されるケースも多く見受けられます。

③生活のスタイルは?
介護施設の場合ですと、自由に外出が出来ないなど制限が多い為、決して自由とは言い難いですが、サ高住は基本的に「住宅」ですので、入居されている方の自由な意思で外出や、来客を迎える事が出来ます。ただし、サ高住の中でも施設の様な制限があるものも多く見受けれれますので、入居前に確認される事をお勧めします。
ハーウィルシニアレジデンスは、「住宅」としてご入居者様に自由な生活を送って頂ける様外出などの制限は設けておりません。個々を大切に今までの生活と変わらない暮らしをして頂ければと考えております。

④利用権と賃借権
契約形態はサ高住は賃借権、介護施設は利用権。
賃借権・・・居室を利用する権利。本人の承諾なしで居室の移動は出来ない。
運営者の破たんによる賃借権の消滅はなく、居住の安定度は高いです。
利用権・・・施設全体を利用する権利。施設側の都合で居室の移動もある。
運営者の破たんによる利用権の保護はないです。

 


※ハーウィル栗橋 専有面積49㎡と夫婦入居も出来る大きなお部屋も ご用意させて頂いております。
【サ高住のメリットとは?】
一番のメリットは、介護と自由度のバランスが絶妙であることだと思います。自分の好きな時に好きなように外出が可能です。サ高住に住むことによって「認知症」、「骨折・転倒」、「衰弱」等のリスクも軽減されるのもメリットです。
また施設とは異なり賃借権ですので、入居に関してかかる高額入居一時金もかかりませんので、安心ですね。
内部の介護サービスではなく、外部の介護サービスを選択出来ますので、介護にあたるスタッフが自分に合わないといった時は変える事が出来るという選択肢は皆様が安心になりますね。

【サ高住のデメリットとは?】
認知症が重度になったり、医療的な処置が多く必要となったりした場合には、介護費用の支給限度額以上のサービスを利用することになりますので、毎月の費用が高くなってしまうという事があげられます。
また常駐している職員の数が一般の施設に比べると少ないといった事もありますので、何かあった時の対応が少し遅くなってしまう可能性も考えられます。
※ハーウィルシニアレジデンスでは、首からぶら下げるタイプの緊急通報システムも採用しておりますので、入居者様ご本人、更にはご家族の皆様にも安心のポイントとなっております。

先日、今年度のサ高住整備事業も発表され、国も引き続きサ高住の整備を進める方針であることが分かりました。とは言え一口に「サ高住」といっても提供されるサービスは千差万別です。お一人や高齢者のみの生活にご不安を感じたら是非お気軽に「ハーウィルシニアレジデンス」にご相談ください。