両親の住まいの選び方

2019年10月19日の小学館発行のサライ.jpに母親の住まいの選び方の体験談が掲載されていましたので、ご紹介させていただきます。

母親の弘子さん(仮名)は、宮崎県に一人暮らしをしていました。しかし、自宅で一人で倒れてしまって入院してしまったことが決め手で、息子の郁也さん(仮名)は郁也さんの住む首都圏に呼び寄せることになりました。

郁也さんは有料老人ホーム紹介センターの紹介で、いくつかの有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅を見学しました。有料老人ホームは手厚い介護があり、サービス付き高齢者向け住宅には自由さがありました。特に紹介センターさんが太鼓判を押していた有料老人ホームは、太鼓判を押されるだけあって手厚い介護もあり、職員の方々も感じがよくとても好印象でした。

しかし、郁也さんと弘子さんが最終的に選んだのはサービス付き高齢者向け住宅でした。決め手は「入院する前は自分自身のことはすべて自分でやっていた」「リハビリのおかげで退院後もある程度自分のことは自分で出来そう」「手厚い介護は、逆に母の自立心をそいでしまうのではないいか」という考えでした。

結果として、サービス付き高齢者向け住宅に入居してから3か月ぐらいは、新しい環境になれるのに苦労したものの、今では自立した生活を送り弘子さんは5歳は若返って見えるそうです。

自分の両親にとって、本当に大事なものは何かを見極めることはとても難しいことです。各施設の入居相談員の方に「自分の親の生活状況」、「自分の親が希望する生活」「子供たちが希望する生活」などをよく相談すると、自分の両親に合った住まいが見つかるかと思います。