高齢化社会でインターネットは高齢者の日常生活を変えられるか?

成熟した先進国はどこも少子高齢化に悩んでいます。
世界でも先陣を切って高齢化が進む日本。総人口における高齢者の割合は27.3%と、4人に1人以上が高齢者となっています。
「2017年版高齢社会白書」によると、この数字は前年より0.6ポイント上昇しており、65歳以上の高齢者人口は3,459万人(男性1,500万人、女性1,959万人)にものぼります。

高齢者が増える一方で現役世代(15~64歳)の数は減少しており、2015年では高齢者ひとりに対して現役世代が2.3人で支えているかたちになっています。
これが2065年になると高齢者ひとりに対して現役世代は1.3人で支える計算になり、高齢者の割合が異常に増えてしまうという事態が予見されています。

そんな高齢者の方々は日常生活で何をして過ごしているのでしょうか。
高齢社会白書では、インターネットを利用する高齢者の増加を示しています。
20代ではほぼ100%利用していますが、高齢者は60代で76.6%、70代で53.5%、80歳以上で20.2%となっております。
いまや誰しもインターネットで情報発信が出来る時代。高齢者になったからこそ自分の人生をコンテンツにして発信するのは、新しい老後の過ごし方と言えるのかもしれません。
高齢者が倒れたりして情報発信が途絶えれば、誰かが通報してくれる可能性も高まります。
オンラインであっても人と繋がることで、孤独死の問題や地域づきあい不足の問題をカバーすることができる可能性があります。地域包括ケアシステムによる地域での暮らしに万が一慣れることのできない高齢者の方でも、孤独を感じることがなくなるかもしれません。
人間関係が苦手だという高齢者もインターネットであれば付き合う人を選ぶことも出来て、価値観の合う人も見つかる可能性があります。

それでもやはり一人暮らしの方は、孤独死を身近な問題と感じることがあります。

これからの時代、超高齢社会で財政が悪化し、国にできることは限られてくるのは間違いないでしょう。高齢者は自分自身の手で社会に繋がり、孤独を避ける必要があります。

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