
ハーウィル栗橋はサービス付き高齢者向け住宅です。そのため、年2回以上の避難訓練が義務付けられています。前回は昨年の10月でしたが、当日に消防車の出勤要請が入ったために消防隊員のみなさんは来ることができず、我々だけで訓練を行ったのです。今回は何事もなく消防車でお越しいただきました。

訓練は14時に2階の食堂で火災が発生した設定です。スタッフは、すかさず119番通報。他の職員は「火事です!」「火災が発生しました!」と館内を駆け回り、入居者の方を避難誘導します。ご自分で移動が難しい方は車椅子の移動をスタッフがサポ—トします。

火災が発生すると防火扉が自動で閉まるので、避難するためには、防火扉の内窓をあけて、段差を乗り越えなければなりません。手押し車や車椅子の場合は、スタッフが手を貸す必要があります。入居者の方と一緒に「こうすればうまく通れる」「転ばないように気を付けて」と動きを確認しました。実際にやってみると難しかったり、課題が見えたりと、避難訓練の大切さを再認識! 助け合い、声をかけあいながら、玄関の外に全員が無事に避難することができました。

皆さんが集まったところで、消防隊員の方から日頃の防災意識の大切さについてお話があり、皆さん真剣な表情で耳を傾けていました。

そして消火器を実際に使ってみることに。スタッフはもちろん、初めて防災訓練に参加した方や、今後即戦力になってくれそうな男性陣を中心に参加していただきました。

「実際にやってみると難しい」「重くてびっくり」「いい体験になった」とみなさん。


また、「消火器って、どのくらいもつものなんですか?」、「買い替える時はどこで処分したらいいのですか?」と、今更聞けない、消火器についての質問も飛び交いました。消火器にも使用期限があって住宅用は5年ぐらい。期限が切れた場合は、消火器の販売代理店(ホームセンターなど)や防災・防犯事業者の指定窓口に連絡して引き取りを依頼する必要があります。
とっても勉強になる防災訓練でした。消防隊員のみなさま、ありがとうございました。