館内イベント 2018/09

認知症の予防になる、回想法とは?

2018年9月27日(木)

認知症の予防になる、回想法とは?
場所:ハーウィル東岩槻

認知症の予防になる、回想法とは?
昔、観た大好きだった映画。憧れていた銀幕のスターたち。そんな思い出に浸るのは楽しいですよね。しかも、記憶を呼び覚ますことは脳を活性化させ、認知症予防や介護予防にもつながるというのです!さらに、気持ちが安定するので、うつ状態の改善にも効果があると言われています。今回はお迎えしたのは「日本回想療法学会」のメンバーで「レミニシャン」の方。レミニシャンとは、回想法を学んだ方のことです。地域で定期的にレクチャーを行っていらっしゃいます。いつもより、少しだけ照明を落とし白い壁をスクリーンに見立て、持ち込んだプロジェクターで映像を映し出します。ちょっとしたミニシアターに変身した会場に、入居者の方がワクワクした表情で集まってくれました。

次々と映し出される懐かしい映像にみなさん、スグに釘付け。昔のニュースや、当時はやったファッションなど、「なつかしいわ」「若い頃は、こんなんだったかしら?」と、さっそく盛り上がります。

認知症の予防になる、回想法とは?

認知症の予防になる、回想法とは?
「この映画は、何度も見に行ったわ」「面白かった」と、みなさんの記憶が、どんどん蘇ってきたようです。映像と共に懐かしい歌を一緒に口ずさみます。「銀座のカンカン娘」や「学生時代」といった映画の主題歌から、「雨降りお月さん」「めんこい仔馬」といった季節のメロディなど。自然と声が大きくなっていきました。
地元の歌手がうたう「彩の国小唄」も紹介されましたが、知らない方のほうが多かったようです。
「もう1回観たい」「他のシーンもお願い」というリクエストにも、快く応えていただきました。たっぷりと思い出に浸り、みなさんの気持ちもすっかり若い頃に戻っていました。イベント終了後のお茶会でも、会話が弾みます。
認知症の予防になる、回想法とは?

好きだった映画や若い頃の話をするうちに「えー、意外!?」「そうでしたか」と、お互いについて発見があったようです。「とにかく懐かしかった」「楽しかった」「うれしかった」と、今回の回想法は大好評でした!来月、春日部市教育センターで開催される映画で見せる回想法のイベントに参加を決めた方も。そこでは小津安二郎監督に「晩春」を鑑賞するそうです。今から楽しみですね!

認知症の予防になる、回想法とは?